審査講評 建物の持ち味を上手に残した情感豊かな作品。過去の空間の記憶を残しつつ新しいしつらえを楽しむ、というリフォームの奥義に迫っている。整理された素材の使い方や窓による景色の切り取り方などその美しさには目を見張るものがある。インテリアデザイナーが手がけたと聞いて合点のいく仕上がりだが、住まい手から発想するデザインワークなくして生まれなかった造形だろう。 床暖房について 建物の補強と快適な熱環境を実現するために、1階の床にベタ基礎状の土間コンクリートを打ち、広い範囲にガス温水床暖房を設置しました。特にリビングに設けた3畳の座すわりの場にはソフトな質感の床材を選び、床暖房のあたたかさと素材の特徴が生かされた心地よい空間です。 |